福岡県サッカー協会のチャレンジ
サッカー協会IT化「AIカメラ」(自動追尾システム搭載無人カメラ)
2020年から、コロナ禍における試合のライブ配信に力を入れていた福岡県サッカー協会が、株式会社グリーンカードと連携し、サッカー協会が管理・運営する福岡フットボールセンター(福岡県福岡市)において1年間のAIカメラの実証実験を行うことになりました。実証実験期間は2021年4月から2022年3月末までです。
協会主催の大会である「高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ 福岡」のほか、福岡フットボールセンターで開催される公式戦、九州の強豪高校サッカー部1年生の参加によって行われる球蹴男児U-16リーグなど、各種大会で試験的に映像の配信を実施します。検証の実証フェーズとして、大会の動画配信だけでなく協会の独自配信や大会以外の配信活用なども視野に入れた、幅広くAIカメラの可能性を追求する局面を設定しています。
福岡フットボールセンターはサッカー協会が自前で運営する、全国的にも珍しい球技場です。
人工芝グラウンド4面(ナイター照明完備)を備えています。
福岡県サッカー協会 会長 井上辰馬氏コメント
この度、2020年より「パートナーシップ」を結んでいる株式会社グリーンカード様のお力添えで、福岡フットボールセンターAピッチに「AIカメラ(自動追尾システム搭載無人カメラ)」を設置し、検証を兼ねた運用実験に取り組むことになりました。
私達はお互いのストロングポイントを理解、共有することにより、新しい取り組みにチャレンジをいたします。
昨年より「コロナ禍」における動画配信に取り組んで参りましたが、今回のチャレンジは拠点となる施設に高性能AIカメラを据え置き、注目度の高い試合をライブ配信いたします。
この取り組みにより、サッカーファミリーの皆様が手軽にライブ配信を楽しめ、それはすなわち「コロナ禍」における「3密」回避につながります。
私達のチャレンジは安全と前進を常に意識し、スポーツ界、またその施設の理想となる試みとなると信じております。
公益社団法人福岡県サッカー協会 会長 井上辰馬